奈良県コンベンションセンター
コンベンションホール・会議室

2023.02.21
会議研修室・コンベンションホール

施設説明

さまざまな規模の会場が集まるコンベンション施設

二つのホールと十四の会議室を備えた奈良県コンベンションセンターは、カフェ、レストランを含む観光振興施設や屋外広場なども有しており、地域の人々で日々賑わう場所です。
敷地内はどの施設も、さまざまな場面で利用できるよう工夫がなされています。
フレキシブルな空間活用を実現するため、機能性の高いテーブルとイス、スライディングウォールが設置されました。
イベントなどの催しに利用するステージも、可動式のタイプが採用されました。それぞれの場所に共通で利用できるよう、台車での移動が可能な製品です。計110台もの可動式ステージが、用途に合わせて利用されています。

会場の広さや催しの規模に合わせて活躍する、高さ可変式ステージ

導入されたのは、1台あたりの大きさが短辺1メートル・長辺2メートルの移動式収納ステージFS-060。会場の広さや催しの規模に応じて台数や高さを設定し、並べて使います。
高さは、200・400・600・800・1000mmの5段階。ステージフロア裏側にある2本の解除レバーを操作することで、簡単に調節ができます。
ステージ同士の連結部には、ジョイントパーツを挿入することで段差を解消し、安全性を高めました。
設定後、側面に専用のカーテンを取り付けると設置が完了。複数台を組み合わせたとは思わせない、一体感のあるステージが完成します。
収納時は、ステージを最大5台まで積載して移動ができる専用台車に載せて運びます。異なる会場にも、催しの規模に合わせた必要数を運ぶことができ、労力のいる会場設営の簡略化や設営時間の短縮に役立ちます。
最も広いコンベンションホールで国際会議などを開催する場合は、50台を設営して100㎡・高さ1000mmの大型のステージを。天平ホールでコンサートや演劇を催す際は、24台で48㎡・高さ600mmの中型のステージに。会議室での利用は9~18台で高さ200~400mmの小型ステージとするなど、多様なサイズを作り出せるフレキシブルなステージです。

施設概要

近鉄「新大宮駅」から大宮通りをまっすぐに進むと、校倉造りを想起させる外観が見えてきます。2020年4月1日に開業した、県内最大のコンベンション施設「奈良県コンベンションセンター」です。マルシェやランチタイムコンサートなどの会場として賑わう天平広場の両側に建つのは、コンベンション施設と観光振興施設。世界有数のホテルも隣接しており、MICEを中心とした様々なイベントが開催できる施設として利用されています。

居室データ

所在地
630-8013 奈良県奈良市三条大路1-691-1 地図
施主
奈良県
設計
株式会社大林組・株式会社梓設計
オープン
2020年4月
台数
110
※移動式ステージの台数
関連リンク
奈良県コンベンションセンター Webサイト