東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス
教室

2020.06.18
学校教室

施設説明

講義の内容によって使い分ける、新キャンパスの教室

東京音楽大学の新たな学び舎「中目黒・代官山キャンパス」。建物の3・4階に多く設けられたのは、座学を主目的とした教室です。大・中・小さまざまな大きさの教室は、講義の内容によって使い分けられています。

教室の家具に求められたのは、スムーズな移動が可能な機能性と安定した使い心地でした。特に機能性は、人数や授業内容によって人数を調整したり、時には全ての家具をコンパクトに収納して平場をつくったりするため、重要なポイントでした。

これを兼ね備えた机として選ばれたのが、コトブキシーティングのフォールディングテーブルSD-610FF2シリーズです。

機能の異なる二つのレバーで、使用時も移動時も使いやすいフォールディングテーブルSD-610FF2シリーズ

各教室の前方には五線譜の入った黒板が設置され、その前にはピアノが置いてあります。ピアノの後ろから、フォールディングテーブル SD-610FF2シリーズとスタッキングチェアが並べられています。

SD-610FF2シリーズは、アクティブラーニング用のテーブルとして開発されました。最大の特徴は、天板の下に設けた二つのレバーと脚先のキャスターが連動していることです。かがみこんでキャスターのロックを操作する必要がないため、操作が楽なうえにかけ忘れ・外し忘れの心配がありません。

二つのレバーは、場面に応じて使い分けます。天板の手前から手で挟み込むように握る黒いレバーは、リフトアップレバーです。握っている時だけ脚先のキャスターを効かせることができるため、机上に筆記用具などを載せたまま、床を傷つけることなく移動することが可能です。天板の横から握る大きなグレーのレバーは、握るとロックが外れ、天板を垂直に倒し、収納状態になります。それと同時に、脚先からキャスターが出現し、使用時に効いていた4点のアジャスターを床から浮かせます。

テーブルの脚はL字型。低く設定した脚ベースは、つまずきやヒールの引っ掛かりの心配を減らし、スムーズな出入りを実現します。女性が多い音楽大学で嬉しい心づかいです。教室の大きさや用途に合わせて、1・2・3人掛けの3種類のフォールディングテーブルを導入しました。池袋キャンパスでも使用しているシンプルなスタッキングチェアを組み合わせています。

施設概要:音楽をとおして社会に貢献する、東京音楽大学

東洋音楽学校として1907年に鈴木米次郎により設立され、110年以上の歴史を持つ東京音楽大学。池袋にキャンパスを構え、「音楽を通して社会に貢献理念に、数多くの音楽家及び音楽教育者を育成してきた。2019年、学生の感性を刺激し、豊かな音楽の創造につながることを目指し、新たに「中目黒・代官山キャンパス」をオープンさせた。キャンパス内には、422名を収容できる音楽ホール「TCM HALL」をはじめ、スタジオ、レッスン室や練習室、教室、クリエイティブラボなど、音楽を学ぶ最適な居室が並んでいる。

居室データ

所在地
153-8622 東京都目黒区上目黒1-9-1 地図
施主
学校法人東京音楽大学
設計
日建設計・戸田建設
オープン
2019年4月
席数
419
※22教室の机の総数
関連リンク
  • 東京音楽大学 webサイト