北海道で最も長い歴史を持つ私立大学「北海学園大学」
北海道内で最も長い歴史を持つ私立大学、北海学園大学。その前身は、札幌農学校(現北海道大学)予科に入学するための予備校としてつくられた、北海英語学校です。1885年の創設以来、130年以上に渡り約88,000人の卒業生を世に送り出してきました。現在は5学部12学科、6研究科10専攻で、約8,500人の学生が日々学んでいます。
中教室のために選ばれた机イスは、着座時にゆとりのあるSD-331シリーズ
2019年4月、豊平キャンパスに新たな校舎である8号館が竣工しました。建物は4階建て。1階は同キャンパス内に併設された北海学園札幌高等学校の教室、2階から4階が北海学園大学の教室です。2・3階にはゼミ室や実験室が並んでおり、4階には二つの中教室が設けられています。コトブキシーティングは、この中教室に、固定式机イスSD-331シリーズを納入しました。大学スタッフが様々なタイプのイスを座り比べて選んだ製品です。ポイントとなったのは、座った時にゆとりと広さが感じられることでした。
SD-331シリーズの特長は、座のスイングアップ機構です。座の動きが着席する時の臀部の動きに追随するため、スムーズな離着席が可能です。これまでの教室では独立脚タイプが採用されていましたが、通路を通ってイスの後ろから席と席の間に入って着席しなければならず、その通行スペースを確保するためにイス1席あたりの間口が制限されていました。しかし、SD-331シリーズのイスは後ろの机と一体のため、イスの前を通って自席にアクセスでき、イスの間口寸法を最大限に広くすることができるのです。これによって、着座時のゆとりが実現されました。背座の形は着座時の姿勢にフィットするように3次元成形されており、また、前後間隔を通常よりも50ミリメートル広げた結果、ゆったりとした座り心地が得られるのです。
さらに、独立脚タイプとの違いは、もう一つあります。それは、着座時の足元の空間が広いこと。「書く」姿勢の時には足を引いて身体を安定させますが、座の真下に大きな脚がある独立脚タイプと違いSD-331シリーズは座の下が空いているため、足を引きやすいほか、満席時に荷物を置くスペースとしても活用できるのです。
座面いっぱいに取り付けたパッドには、クッション性・通気性・保温性を持ち合わせた布地「高耐久性立体メッシュ」を用いました。長時間の講義でも蒸れを感じることが少なく座り続けられるため、集中をサポートします。
カラーリングは、ダークグレーとホワイトの組み合わせ。シンプルで洗練された印象の内装に馴染んでいます。
大学の講義のほか、さまざまな講習やセミナーなども行なっている中教室。地域に開かれた北海学園大学ならではの使い方に期待が広がります。