富山大学 医薬イノベーションセンター
日医工オーディトリアム

2014年12月、富山大学杉谷キャンパスに、新たな研究棟「医薬イノベーションセンター」が完成しました。医学部と薬学部の研究スペースを拡充するため建設され、5階建ての施設には研究室や実験室など、様々な充実した居室が設けられています。
コトブキシーティングでは、施設1階の講義室にSTSシリーズを納入しました。講義室の名前は、日医工オーディトリアム。同年、富山大学は、ジェネリック医薬品メーカー大手の日医工と共同で「飲みやすい薬」の開発をスタートしています。
日医工オーディトリアムの席数は、320席。入ってすぐに目を引くのは、ブルーを基調としてランダムに彩られたイスです。1番多く使用されているビビットなブルーは富山大学総合カラーを表しており、その中に薬学部、医学部それぞれのテーマカラーを配置しています。明るい木の色と淡いグレーの内装にマッチして、爽やかで清潔感のある印象をもたらします。
納入されたSTSシリーズは、外部の講演会やシンポジウムでの使用も予定して選定された製品です。聴講中にメモを取ることができる机イスが必須条件でしたが、講義室で一般的に使われている固定机イスは学生向けのイメージが強く、講堂や大講義室で人気の高い劇場・ホールイスの背テーブルでは筆記スペースが少々物足りない印象。そこで、今回のSTSシリーズに白羽の矢が立ったのです。
イスの座は、足元のスペースを広く取ってスムーズな立ち座りを可能にしました。従来の座と比べて、膝裏に当たる部分が薄くなっているのが分かるでしょうか？ これによって、立ち上がる際の脚を引く動作が、より簡単になるのです。もちろん、座り心地は劇場用イスと同等の快適さを誇ります。机の幕板裏側には、荷物掛けを設置しました。床や隣の席に置きがちな手荷物や鞄ですが、ここであれば貴重品管理の面でも安心です。また、紙類を収納できる棚もあり、たくさんの資料が配布された際にもまとめることができます。