ところざわサクラタウン
ジャパンパビリオン ホールA

2020.12.18
劇場・コンサートホール多目的ホール(可動席)

施設説明

自然と文化の街・所沢にeスポーツ大会や2.5次元ミュージカルに特化したホールが誕生

2020年11月、所沢に日本最大級のポップカルチャーの発信拠点「ところざわサクラタウン」がオープンしました。
コトブキシーティングは、ところざわサクラタウン内にある、特徴の異なる大小2つのイベントホールを備えた「ジャパンパビリオン」にイスを納めました。ホールAは、大型eスポーツ大会や、2.5次元ミュージカル、ライブコンサートなどさまざまな催事に対応できる多目的ホールです。スタンディング時は、最大で1800名を収容するコンサート会場に生まれ変わり、多彩な催しに利用することができます。

ライブコンサートからMICEまで幅広く対応可能な客席

客席に並ぶ650席ものスタッキングチェアは、女性客が多く訪れることを想定し、座り心地の良さを重視しました。また、長く使用できる丈夫さも選定ポイントの一つです。施設の担当者が自らコトブキシーティングのショールームでいくつものイスを座り比べた結果、クッション性の高い「アクシス(FC-310)」が選ばれました。

アクシスの座面のクッションは、ボリュームのある二層構造になっています。ウレタンフォームと樹脂繊維コアの組み合わせによって、底づき感のない、適度な反発力を実現した新開発のクッションです。見た目の薄さからは想像がつかないほどクッション性に優れ、通気性も良く、長い上演時間でも快適に過ごすことができます。背もたれの厚みは正面から見てもよく分かり、劇場の固定イスのような見た目で空間に映えると、施設側からも高い評価を得ました。
脚先にはギャンギング機能がついており、客席数が多くても、効率的に美しく整列することができます。また、オプションの着脱式ナンバープレートは、客席をレイアウトした後でも簡単に席番を取り付けることができ、利便性に優れています。

張地は舞台上の緞帳と同様にKADOKAWAのロゴをイメージしたロイヤルブルーを採用し、統一感を出しました。品のある落ち着いたカラーがどのような催しにも馴染み、ライブコンサート等のエンタメイベントだけではなく、国際会議等さまざまな催しに適した空間を演出します。
今後は、大型eスポーツ大会や、2.5次元ミュージカル、ライブコンサートの他、平床に円形の机を配置し、ディナーショーの開催も予定しています。

施設概要

「ところざわサクラタウン」は、みどり・文化・産業が調和した、誰もが「住んでみたい」「訪れてみたい」地域づくりを進める、KADOKAWAと所沢市の共同プロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設です。ジャパンパビリオン内ホールAは、大型eスポーツ大会や女性客が多く訪れる2.5次元ミュージカルに特化した、新たなポップカルチャーの発信拠点として誕生しました。
女性トイレは、入口と出口が別になったワンウェイのつくりになっており、休憩時間の混雑が予想されるイベントにも対応可能です。
その他、敷地内にはKADOKAWAが建設・運営する書籍製造・物流工場やオフィス、商業施設などを展開しています。世界的建築家・隈研吾氏がデザイン監修した、約2万枚の花崗岩を使用した「角川武蔵野ミュージアム」や「武蔵野坐令和神社」もあり、所沢から世界に向けて日本の文化を発信する拠点として、今注目されている施設です。

居室データ

所在地
359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田三丁目31番地3 地図
施主
株式会社KADOKAWA
設計
KAJIMA DESIGN
オープン
2020年11月
席数
650
関連リンク
ところざわサクラタウンHP