日本工学院専門学校の広大な庭園「セントラルプラザ」が学園創立70周年記念事業で誕生
日本工学院専門学校は、学校法人片柳学園が有する教育機関の一つです。片柳学園は、「理想的教育は、理想的環境にあり」という理念を掲げ、各学校のキャンパスの整備や更新をしながら、常に理想の形を追求しています。
片柳学園創立70周年記念事業として実施された、日本工学院専門学校の蒲田キャンパス再整備では、11,000平方メートルに広がる広大な庭園「セントラルプラザ」が誕生。ヨーロッパの庭園や街並みを思わせるモダン・デザインが特徴的で、賑やかなキャンパスライフを飾るように、季節ごとに美しい花々が咲き乱れています。
このセントラルプラザの地下に、2016年、多目的型のアリーナ「片柳アリーナ」が誕生しました。
地下空間で約4,000名を収容可能な多目的アリーナ「片柳アリーナ」
最大約4,000名収容可能な片柳アリーナは、床面積2,800㎡と、地下にいることを忘れるほどの広さ。天井と壁面の上部には青空が描かれており、開放的な気分を味わうことができます。
設備は、電動で展開・収納が可能な移動観覧席をはじめ、最新の舞台機器を完備。公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(B.LEAGUE)の試合会場をはじめとした室内競技アリーナとして、また大規模コンサートや舞台公演に対応できるエンターテインメントアリーナとして、幅広い演目・種目に対応します。
入学式・卒業式などの式典に留まらず、就職活動生向けの企業合同説明会や卒業展の会場にも使用されており、学園のイベントには不可欠な場所として、学生生活に寄り添っています。
一つの空間で客席空間と平土間スペースの両方を実現する3種類のイス
客席を構成するのは、移動観覧席988席、スタッキングチェア約2,000席、固定の劇場イス938席の総席数約4,000席のイスです。
各イスの共通の特長は、ボリュームたっぷりのクッションと背面に配した天然木。コトブキシーティングのラインナップの中でも、ラグジュアリーなタイプです。スポーツ観戦を主としたアリーナの客席は、試合時と練習時のレイアウト転換をスムーズに行うために、シンプルなタイプのイスを導入するケースも多くありますが、片柳アリーナではコンサートや舞台公演の開催を視野に入れた劇場仕様のイスが選ばれました。
多目的に活用する空間に欠かせない主要製品として選定されたのが、階段状の客席となる移動観覧席(ロールバックチェアースタンド)です。リモコンを使った簡単な操作で展開・収納が可能。988席という席数は、全国各地に納入した移動観覧席の中でも、最大級の規模です。
スタッキングチェアは、移動観覧席や固定の劇場イス同様に座が上下するため、着席者がいない時には座が収納され、イスとイスの前後の通路幅を広く取ることができます。またスタッキングチェアはイベントごとに自由にレイアウトができるため、さまざまなイベント演出にも対応できます。2階席に設置した固定の劇場イスは、1階フロアの移動観覧席とスタッキングチェアを収納した際も、試合やイベントの観覧席の役目を果たします。
それぞれ構造の異なる3種類のイスですが、意匠と色を揃えることで、客席全体に統一感を生み出しました。イスの張地に使った深みのある赤いテキスタイルが創出する天井の空色との鮮やかなコントラストは、存在感も抜群。
ハレの日やスポーツ、エンターテインメントなど、明るい気持ちで臨む催しにふさわしい空気を、客席全体で創り上げています。