東広島芸術文化ホール「くらら」
小ホール

2016.12.19
多目的ホール(可動席)

施設説明

東広島芸術文化ホール誕生!

2016年4月、東広島芸術文化ホールがオープンしました。ホールの愛称としてつけられた「くらら」は、ホールが日本酒の銘醸地として有名な酒都・西条にあることから、酒蔵の「くら」のイメージをベースに、酒蔵のまちで音楽を楽しむことや、酒蔵の伝統を守りつつ、新しい文化を楽しく広めるといった意味が込められています。

客席が可変する小ホール

コトブキシーティングがイスを納入した小ホールは、客席が可変する多目的ホールです。階段状になった後方8列は、電動で展開・収納する移動観覧席(ロールバックチェアースタンド)。移動観覧席の前にスタッキングチェアを6列並べると、最大席数の305席を確保することができます。

ステージを広く取りたい時は、スタッキングチェアの設営を3列に減らし、空いた3列分のスペースを電動昇降の床でステージエリアへと変化させることが可能です。スタッキングチェアと移動観覧席を全て収納すれば、平土間にも早変わり。

壁と一続きのデザインが特徴的な音響反射板も備えており、演劇やダンス公演はもちろん、地域の音楽発表会などアットホームなコンサートにも利用しやすいホールです。

東広島の自然を織り込んだイスの張地

オリジナルで製作したイスの張地は、東広島市のシンボルカラーの深い緑色をベースとしました。その緑の中に、西条柿、露地・ハウスビワ、りんごやぶどうなど、東広島で育まれる実りの色を取り入れています。ベースとして織り込んだカラフルな光沢糸は、照明の加減によって全く違う表情が見えてくることも。

ホールの壁に使用された左官の色をドット調に散りばめることによって、ホール全体の統一感も生まれました。もちろん座り心地の面でも、移動観覧席・スタッキングチェア共に可動席でありながら、固定式の劇場イスに劣りません。

居室データ

所在地
739-0015 広島県東広島市西条栄町7-19 地図
施主
東広島市
設計
有限会社香山壽夫建築研究所
竣工
2015年11月
席数
245
※最大305席
関連リンク
東広島芸術文化ホール WEBサイト
テキスタイルデザイン:東広島芸術文化ホール くらら 小ホール | 株式会社FABRIKO WEBサイト