設楽町は、愛知県北東部に広がる三河山間地域の中央にあります。名古屋市中心部からの距離は、約90km。町の総面積の9割を森林が占めており、1000m級の山々が連なる、自然豊かな地域です。庁舎は、役場棟の他、議場・図書館棟、子どもセンター棟で構成されています。 主構造は集成材による柱と梁。材料は主に町有林と財産区林から伐り出し、ヒノキ約2300本、スギ1600本分を使用した施設です。
議場の机イスは、全て据置式。ヒノキで統一されているため、「議場」という言葉から連想される重厚感よりも、明るく風通しの良い雰囲気を感じさせます。こちらの机も、設楽町の木を使って製作されました。据置式の机イスの最大の特徴は、自由自在なレイアウトです。議会開催はもちろん、ミーティングや講演会の会場としても利用することができます。
2人掛け・3人掛けの机は据置式であるだけはでなく、折り畳みも可能。倉庫にすべて収納することもできます。議長席に使われているステージも、壁面にすっきりと収納することができます。簡単な動作で、広いスペースを生み出すことができるため、部屋の利用方法にも幅が生まれます。竣工時のセレモニーも、机とステージを収納して、この場所で開催されました。
新庁舎の落成式では、横山町長による「新しい庁舎を拠点に、町民たちと元気あふれる明るいまちづくりに努めたい」との挨拶がありました。木の香る緑豊かな庁舎で始まる新しいまちづくりに、住民からも期待が寄せられています。
この納入事例をストック
一覧へ