設楽町役場新庁舎

2014.06.06
議場

施設説明

設楽町は、愛知県北東部に広がる三河山間地域の中央にあります。名古屋市中心部からの距離は、約90km。町の総面積の9割を森林が占めており、1000m級の山々が連なる、自然豊かな地域です。庁舎は、役場棟の他、議場・図書館棟、子どもセンター棟で構成されています。
主構造は集成材による柱と梁。材料は主に町有林と財産区林から伐り出し、ヒノキ約2300本、スギ1600本分を使用した施設です。

議場の机イスは、全て据置式。ヒノキで統一されているため、「議場」という言葉から連想される重厚感よりも、明るく風通しの良い雰囲気を感じさせます。こちらの机も、設楽町の木を使って製作されました。据置式の机イスの最大の特徴は、自由自在なレイアウトです。議会開催はもちろん、ミーティングや講演会の会場としても利用することができます。

2人掛け・3人掛けの机は据置式であるだけはでなく、折り畳みも可能。倉庫にすべて収納することもできます。議長席に使われているステージも、壁面にすっきりと収納することができます。簡単な動作で、広いスペースを生み出すことができるため、部屋の利用方法にも幅が生まれます。竣工時のセレモニーも、机とステージを収納して、この場所で開催されました。

新庁舎の落成式では、横山町長による「新しい庁舎を拠点に、町民たちと元気あふれる明るいまちづくりに努めたい」との挨拶がありました。木の香る緑豊かな庁舎で始まる新しいまちづくりに、住民からも期待が寄せられています。

居室データ

所在地
441-2301 愛知県北設楽郡設楽町田口字辻前14 地図
施主
設楽町
設計
株式会社伊藤建築設計事務所
オープン
2014年1月
机数
17
関連リンク
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