有明テニスの森公園
ショーコート

2020.02.06
スポーツ・エンタテインメント施設スタジアム・競技場(屋外)

施設説明

有明コロシアムの隣に建設され、ブルーに統一された「ショーコート」

日本のテニスの聖地、有明テニスの森公園内にある有明コロシアムの隣に、「ショーコート」が建設されました。約3,000席の観客席を構成するのは、スタジアムシートBLM-8000シリーズです。体格差に関わらず誰もが安心して座れる座り心地と、限られたスペースに3,000席という多くの席数を効率的に確保するためのコンパクトな寸法を両立した製品です。

身体が触れる面積を最大限に広げたスクエアなフォルムのBLM-8000シリーズ

体格差に関わらず誰もが安心して快適に座れるよう設計したBLM-8000シリーズ、その最大の特長は、背の角度と形状です。

背の腰回りは座に対して垂直ですが、背中から肩にかけてはゆったりと身体を預けられるよう角度をつけており、「観る」姿勢を正しく快適に保つことができます。また、着席者の上半身全体を柔らかく抱きかかえるような緩やかなカーブがついており、ボールや選手の動きに合わせて上半身の向きを変えやすくするための工夫です。

一見真っ平らな座面は、着座時に体重を均等に分散させるよう、臀部の形に合わせた3次元形状を施しました。クッションやパッドがなくても長時間観戦でも快適に座れます。

南側のVIPエリアには、隣の人と肘掛けを兼用することなく、両側に専用の肘掛けを設置しました。一人分の間口寸法が一般席よりも120ミリメートル広い、個席感を高めたVIP席となっています。

イスの素材は、色落ち・褐色しにくく、雨・潮風・紫外線に強い高濃度のポリエチレンを使用。空気を吹き込み成形する「ブロー成形」によって、ダブルシェルと呼ばれる中空構造をつくりだし、強度がありながら適度クッション性を持ち、快適な座り心地を実現しています。色は、青い空に溶け込むようなブルー。コートともリンクしたカラーです。

3,000席の客席で混雑を避け、観客がスムーズに行き交いできるような工夫

3,000人が一挙に集う観客席では、混雑を緩和する対策や緊急時の速やかな避難対策が重要です。BLM-8000シリーズは、空席時の座が跳ね上がった状態における奥行き寸法が250ミリメートルとコンパクトです。このスリムさによって、イスの前の通路を広く確保できます。座が固定式のタイプや、奥行寸法が深いタイプに比べ、観客の動線のスムーズ化を図ることができ、緊急時の避難の際も安心です。

施設概要:進化を続ける有明テニスの森公園

1983年に開園した有明テニスの森公園。園内には、約1万人を収容する有明コロシアム、3000人を収容するショーコートのほか、一般利用しやすい屋外・屋内テニスコート・芝生広場・遊歩道・ジョギングコース等が設けられており、近隣住民をはじめ多くの都民の日常スポーツの場として親しまれています。国際大会から都民大会まで様々な大会の開催により、テニスの試合をより身近に感じ、する・観る機会が増えることが期待されます。

居室データ

所在地
135-0063 東京都江東区有明2-2-22 地図
施主
東京都
竣工
2019年7月
席数
2,910
関連リンク
  • 有明テニスの森公園 Website