「愛 感謝 奉仕」、大和青藍高等学校の建学の精神に基づく教育方針
大和青藍高等学校の歴史は、1907年に創立された大和裁縫女学校に遡ります。1948年に「大和高等専攻学校」と改称し専攻科を設置、1962年に校名を「直方女子高等学校」に変更、その後2002年、男女共学制を取り入れて現在の「大和青藍高等学校」に至りました。
一世紀にわたる一貫した教育方針は、「愛 感謝 奉仕」の建学の精神を実現すること。現在は普通科のほか、看護科・介護福祉科・調理科を設けており、就職内定率は99%。また県内外の大学へ進学実績もあり、生徒ひとりひとりの未来をサポートする体制が整っています。
スタッキングチェアで空間の自由度を向上
2019年3月、新たな校舎「錬心舘」が竣工しました。1階には、調理室として Studio A・B・Cが設けられています。
Studio Bは、道路に面した壁面がガラス張りになった、明るい居室です。隣接するStudio AとStudio Cより一回り小さいこの調理室には、コンパクトなスタッキングチェアが導入されました。Studio AとStudio Cには、床固定式のイスと机が導入されていますが、自由に席を移動させることができるスタッキングチェアが並ぶStudio Bは、より「調理する」「調理過程を見る」ことに力を入れた調理室と言えるでしょう。スタッキングチェアを全て片付ければスペースが生まれ、荷物を置いたり、試食のための机を並べたりといった空間使いも可能です。
コンパクトながら佇まいに品を漂わせるスタッキングチェア
Studio Bに選ばれたスタッキングチェア FC-400Dは、コトブキシーティングのラインナップの中でも、最もコンパクトな製品です。座り心地の快適さと、面積の限られた空間への導入を両立した、座の奥行400ミリメートルというサイズが特長です。コンパクトな一方で、座面に敷き詰められたクッションパッドは背の立ち上がりまでも覆っており、腰部へのフィット感を促し、授業への集中力を高めます。
脚のスチールは座面よりも大きく左右に張り出しているため、隣の席と連結しても、1席あたりの独立性が保てる点も、特長の一つです。脚先にはギャンギング・パーツが備わっており、連結が可能。生徒でも簡単に、整然とした列並べをスムーズに実現できます。
小さいながらもどこか品のある佇まいは、上台に用いた天然木にあります。スタッキングチェアでありながらも存在感を放ち、調理室の空間全体に温かみを演出します。白い壁とステンレスの調理台にもマッチ。調理時の水気で、すぐに座が湿ったりシミができたりといった課題を取り除けるよう、座のクッションにはブラックカラーのビニールレザーを用いました。
授業展開の幅が広がることが期待される、新たな調理室です。