ホールの客席向けに開発したスタッキングチェアを新たに導入
福岡のイベントホール、FTビルの「スカラエスパシオ」では、オープン以来20年間に渡って、スタッキングチェアを客席イスとして使用してきました。このイスの「がたつきがある」「重くて運びづらい」という課題解決のため、新たに選ばれたのが、コトブキシーティングのFC-310シリーズです。実際にスカラエスパシオに持ち込まれ、既存イスと座り比べた結果、入れ替えが決定しました。
ホールの客席向けに開発されたスタッキングチェア
FC-310シリーズの最大の特長は、ウレタンフォームと樹脂コア繊維の二重構造によって適度な反発力を持たせたクッションです。シンプルな見た目からは想像できない、底付き感のない座り心地と、ループ脚による設置時の安定力が、製品選定時の評価ポイントとなりました。
また、スカラエスパシオでは客席レイアウトの変更が多く発生するため、FC-310シリーズの持ち運びしやすい重量と、専用台車には12脚まで重ねて収納することができるスタック効率も、大いに役立つと期待されています。
スカラエスパシオのためのカスタマイズ
FC-310シリーズには、スカラエスパシオのためのカスタマイズも施しました。
より快適な座り心地を求めて、背もたれの高さを40ミリメートルアップ。着席者の背中全体を包み込むように、しっかりとサポートします。さらに、ホールド感を高めるため、背もたれと座の隙間を詰めました。
ブラックカラーのイスの張地は、ホールの照明を当てるとブラウンに見え、温かみのある印象です。背や座に手を掛けて持ち運ぶ際に指が滑らないよう、エッジ部のみ合成皮革にしました。
肘掛は、半硬質の発泡ポリウレタンを使用。背もたれから金物で固定しているため、見た目も良く、着席者がしっかりと体重をかけても安心です。
施設概要:スカラエスパシオ
福岡トヨタが本社を構える複合多商業ビル「F.Tビル」の地下2階にあるイベントホール。博多・天神からも近いアクセス抜群の立地と、イベントによって姿を変える自由度の高い空間を兼ね備えた多目的ホールとして知られています。