劇場・ホールイス「Concert コンチェルト」TS-154211

適度な残響時間が求められる音楽ホールに適したイス
空席時と着席時の吸音差を小さく設計
TS-154211L
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製品説明

天然木をふんだんに使い、音楽ホールにふさわしいイスとして開発

愛称「コンチェルト」は、音楽用語で「協奏曲」のこと。「JIS A 1409 残響室法吸音率の測定方法」に準じて行った試験結果では、空席時と着席時の吸音差が小さめ。観客数に影響されず、最適なリハーサルが行えるイスです。天然木はホール内で音を響かせる役割も担うため、音のハーモニーにこだわりたいホールに、最適な製品です。

「座り心地」に細部までこだわった、音楽ホールに適した設計

背のクッションは人間の背骨ラインに沿って設計し、長時間座り続けても疲れにくい快適性を目指しました。上部のウレタンをやわらかめに、下部のウレタンを硬めにすることで、身体への効果的なフィッティングを実現しています。

肘当ては、触覚が敏感な掌に触れる場所であることから、天然木を採用。肌あたりもやわらかです。肘当て下部の切り欠きは、指揮棒を振ったような弧を描いており、デザインのアクセントになっています。

座は、型崩れに強いモールドウレタンと、体圧を均等に分散する耐久性に優れた金属製の波形スプリングを使用しています。長年培った技術により生み出した、身体への負担を最も軽減する特別な形状です。座の裏側には天然木を配しました。音を跳ね返す働きをするため、適度な残響時間が求められる音楽ホールやコンサートホールにも適しています。

ホールの快適性と静寂性を保つ、座自動緩起立装置

離席時の振動や衝突音を発生させず、ホール内の静粛性を保つ「座自動緩起立装置」を搭載しています。

席から立ち上がった後に、座が元に戻ったり戻らなかったりといったばらつきが生じないため、観客は通路をスマートに通り抜けることができ、また整然とした空間を保つことが可能です。

着席者が立ち上がった時には、ゆっくりと元の位置に戻るため、人の脚が座に勢いよく当たることはありません。また、振動や衝突音を発生しないため、ホール内の静粛性を保つことができます。

天然木と張地をお好みの素材・カラーで組み合わせて客席を自由にデザイン

イスに使用された天然木は、オーク柾目またはビーチ材を選ぶことができ、塗装色はダークトーンからライトトーンまで7種類ご用意しています。

またクッション部の張地は、4種類のテキスタイルからお選びいただけます。摩耗に強い平織張地のKW(ウール30%・アクリル70%)とKF(アクリル100%)、通気性と耐久性に優れたメッシュ素材のKSF、ポリエステル100%のKEです。各張地の色は、豊富なカラーサンプルからお選びいただけます。

イスはローバックとハイバックの2種類

ローバックは低層階用、ハイバックは主に2階以上の高層階の観客席に設置します。傾斜のついた客席からステージを臨むため、座った時に背中が起こしやすいように、1階席に利用するローバックタイプよりも背が100mm高く設定しています。階段からの転落を防止する柵の役割も果たします。

製品仕様
この製品の納入事例

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