コトブキシーティング株式会社

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人生は素晴らしい!「ウルトラマリンブルー・クリスマス」サンシャイン劇場で開幕!

レポート / 2013.12.13

今年でオープン35周年を迎えた、東京都豊島区のサンシャイン劇場。総席数は816席。地下鉄・東池袋駅から直結しており、複合商業施設・サンシャインシティの中にある利便性抜群の劇場です。
劇場入り口にも「カフェ・シアターテラス」が併設されており、昼夜の公演問わず、開演待ちのお客様で賑わいます。

12月5日木曜日、サンシャイン劇場2013年最後の演劇作品が幕開けしました。
演劇集団キャラメルボックスのクリスマス公演「ウルトラマリンブルー・クリスマス」です。

サンシャイン劇場 客席

サンシャイン劇場 キャラメルボックスのクリスマスツリーキャラメルボックスは、1985年、早稲田大学出身の学生を中心にして結成されました。演劇には縁がない……という方でも、俳優・上川隆也さんを輩出した劇団といえば、お分かりになる方も多いのではないでしょうか?

旗揚げ以来、座付作家のオリジナルの脚本を中心に公演を行っていましたが、近年は、北村薫氏、梶尾真治氏、恩田陸氏、東野圭吾氏など、人気小説家の作品の舞台化も手がけています。
結成当時のメンバーも現役で活躍中。サンシャイン劇場で行う公演は、今回で20年目を迎えるそうです。

開場時間の18時を迎えると、エントランスで待ち侘びていたお客様が次々に場内へ進んでいきます。ロビーに入って、まず私たちを迎えてくれるのは、色鮮やかなクリスマスツリーです。
「お手を触れてはいけません」という注意書きがありそうな大きなツリーですが、なんと来場者が好きなオーナメントを持ちこみ自由に飾ることができるという特徴が。家には大きなクリスマスツリーないという方も、ここでクリスマス気分を味わうことができますね。

サンシャイン劇場 キャラメルボックスクリスマス公演 ロビーの様子

劇場のロビーは縦に長い空間で、奥行きが感じられます。
キャラメルボックスの公演では、縦の壁に沿って物販コーナーやファンクラブ会員を受け付ける長机が並べられるのが通例とのこと。壁にポップを貼ったり、大々的にグッズを並べ売り出す姿はライブ会場ではお馴染みの光景ですが、演劇の公演ではなかなか珍しいスタイルだそうです。コンセプトは、お祭りや縁日。確かに、屋台が立ち並んだときの賑やかな空気がロビーに溢れています。

サンシャイン劇場 キャラメルボックス 物販コーナースタッフさんより、物販コーナーの長机に施されている工夫をひとつ、こっそりと教えていただいたので、ご紹介します。
ポスターなどで足元が隠されたこの机は、ごくありふれた折り畳み式の長机。しかし、お客様がグッズを手に取ったり、スタッフとお金のやりとりを行うとき、立ったまま使うには低すぎるという難点があります。
そこで、よりお客様の居心地の良い空間をつくるため、机の脚の下に箱を置いて、高さを出しているのだとか! 心配り溢れるロビーの裏側には、長年公演を続けてきた秘密が隠されているようですね。

サンシャイン劇場 ウルトラマリンブルー・クリスマス公演写真

東京公演初日を明けたばかりの「ウルトラマリンブルー・クリスマス」は、1946年に公開されたアメリカ映画『素晴らしき哉、人生!』をもとに、物語を日本に置き換えて制作されました。アメリカでは不朽の名作として、毎年末にテレビ放送される程の人気作品です。ご覧になったことのある方も多いことでしょう。

サンシャイン劇場 ウルトラマリンブルー・クリスマス公演写真主人公は、長野県の小さな町で建設会社を経営。クリスマスイブの夜、人生に疲れきって自殺を決意し、町外れの川を訪れます。橋から身投げをしようとした矢先、彼の目に映ったのは、川に飛び込み流されていく人の姿。思わず助けようと、慌てて川の中へと続いた彼が次に目を覚ました時、天国行きのバス停に立っていました。
今夜死ぬはずではなかった彼を元の世界に戻そうとする天使と、このまま天国に行きたいと切望する主人公。彼は天使を説得して天国へ行くため、どうして自分が死にたいのかを語り出します。始まりは、今から22年前の昭和36年、彼が高校生の時でした――。

思い通りにならない人生や挫折、そして失敗に、心が挫けそうになることは、誰にでも経験があるはずです。

「それでも、生きるこんなにも素晴らしいことなのだ」という普遍的なテーマが、物語の中にあたたかく描かれていました。小さな町で生まれ育った主人公と彼を見守るその家族、友人たちとの絆、仕事から繋がっていく人間関係、ひとつひとつが丁寧に描かれており、「ああ、そうだな」と共感できる登場人物や場面に出会えるのではないでしょうか。

サンシャイン劇場撮影に入らせていただいた終演後の客席には、感動の余韻が溢れていました。公演は、12月25日(水)のクリスマスまで。この時期に、大切な人と観るにはぴったりの作品です!
学生割引やOVER60割引、当日券半額や親子特典など、さまざまなサービスがあるので、観劇をお考えの際には是非ホームページをご確認ください。

そして今回はなんと、「ダブルエンディング」制。主人公が出会う天使によって、ラスト30分の展開が異なるストーリーになっています。2度劇場に足を運ぶ楽しみができますね。

2013年も残すところ1ヶ月を切りました。今年1年の自分を振り返りに、そして今年の素敵な思い出づくりのひとつに、サンシャイン劇場を訪れてみませんか? 普段の何気ない日常ではなかなか改めて感じることができない「生きることのすばらしさ」が、きっと劇場で見つかるはずです。

レポーター:広報企画部 M.N