コトブキシーティング株式会社

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東京芸術劇場で音の昼食「ランチタイム・パイプオルガンコンサート」

レポート / 2013.10.8

2012年9月にリニューアルオープンした、東京芸術劇場。豊島区のJR池袋駅・西口からすぐという場所が思い浮かぶ方は多いでしょう。

さて、この東京芸術劇場が、単なる「劇場」ではないことはご存知ですか?
東京芸術劇場は、4つのシアター・ホールのほか、ギャラリースペース、多目的に活用が可能なリハーサルルームやミーティングルームなど、上演以外の芸術活動もできる複合的な芸術文化施設です。

郵便局や飲食店舗もあり、ラウンジスペースではのんびりとくつろぐ人々の姿も多く見かけられます。東京都の音楽・舞台芸術を代表する劇場であることは勿論、都民に愛される開かれた空間となっているのです。

今回私が訪れたのは、5階にある コンサートホールです。こちらでは、1999年から約15年間に渡って、お昼時に「ランチタイム・パイプオルガンコンサート」が行われています。この日は記念すべき、101回目の公演でした。

過去100回は無料で行われていたとのことですが、今回からはチケット料金が500円のワンコイン。素敵なプログラムに「音のレシピ」が公開されるようになったことが特徴だそうです。さて、「音のレシピ」とはいったい?? こちらについては後半でご紹介させていただきます!

この日の開場は11時15分。エントランスロビーに辿り着くと、開場前にも関わらず既にものすごい人の行列でした。本公演は自由席のため、1999席のどこに座ってもOK。つまり早い者勝ちというわけなのです。

さあ、いよいよ場内へ!

ステージに佇んでいるのは、およそ9000本ものパイプを有する世界最大級のパイプオルガンです。見えているパイプは全体のほんの一部。裏には林のようにパイプが立ち並んでいるそうです。1991年に完成したパイプオルガンですから、今年で22歳ですね。

東京芸術劇場パイプオルガン

神々しい!!

もう少し寄ってみました。

東京芸術劇場パイプオルガン

……素晴らしい輝きです。流石、世界最大級の迫力!

東京芸術劇場のオルガンは、ふたつのオルガンが背中合わせに備えられています。

この写真は第1の面。ルネッサンス様式とバロック様式の2台のオルガンがはめ込まれています。ヨーロッパの歴史に沿って製作された、言わば「伝統的な顔」です。

東京芸術劇場パイプオルガン
東京芸術劇場パイプオルガン 180度回転
東京芸術劇場パイプオルガン ロマン派を取り入れた「近現代の顔」

12時15分、公演がスタートしました。「ランチタイム・コンサート」のため、演奏者の方も肩肘張らないスタイルで登場です。

パイプオルガンは、鍵盤の左右にある「ストップ」を組み合わせることで様々な音色を奏でることをご存知でしょうか?

この組み合わせは楽譜で指示されているわけではなく、オルガニストに委ねられているそうです。つまり、どの音で曲を構成しているのかはオルガニストの”企業秘密”!(私も初めて知りました)

そんな貴重な秘密を、本コンサートでは、前述で紹介した「音のレシピ」として公開しています。

プログラムでは「音のレシピ」に登場した「ストップ」の情報も掲載されており、よりパイプオルガンに親しむことができるチャンスですね。

オルガンが180度回転すると、第2の面が顔を出します。

こちらはフランス古典期を基本にロマン派を取り入れた「近現代の顔」。このオルガンで演奏された賑やかな曲に、私は遊園地のメリーゴーランドを思い出しました。みなさんがパイプオルガンから連想するものは何でしょうか。

東京芸術劇場ランチライム・パイプオルガンコンサート東京芸術劇場では、今後も隔月で「ランチタイム・パイプオルガンコンサート」を開催予定です。

次回公演は11月7日(木)、公演時間は約30分間ですので、お昼休みを利用して足を運んでみるのはいかがでしょうか?

「行きたいけれども、昼食時は難しい……」という方に朗報です。今回の取材ではランチタイムのコンサートにお邪魔しましたが、ティータイムやナイトタイムにも開催されています。

また、季節に応じてクリスマスコンサートなども予定されているとのこと。スケジュールを組み立てやすい、嬉しい配慮ですね。

劇場スタッフの方曰く、自由席の中でも人気があるのは、オルガンと目線の高さが合う2階のセンターブロックだそうです。こちらの席は、開場より早い現地到着がオススメです!

お昼の優雅なひと時を、ぜひお楽しみください。

レポーター:広報企画部 M.N