新たなボウリングブームの到来?! スポーツボウリングの普及をめざす、「ドリームスタジアム太田」

2018.12.27
レポート

群馬県「ドリームスタジアム太田」のボウリング大会レポート。風格あるシニア・ボウラから小学生まで幅広い参加者が大集合。ボウリング場には珍しく、観客席としてロールバックチェアースタンド(移動観覧席)が設置されており、全レーンが見渡せるそのイスから大会を観戦することができました。

2018年9月末日、群馬県太田市で開かれたボウリング大会へ行ってきました!

会場は「ドリームスタジアム太田」。スポーツとしてのボウリングの普及を目指して、8月にオープンしたばかりのぴかぴかのボウリング場です。

都内から地下鉄と特急を使い、2時間ほどで太田駅に到着。住宅と田んぼが広がる穏やかな場所の、キラキラとした大きなボウリングのピンが目印の会場に到着したのは、開会の30分ほど前でした。

初めて生で見るボウリング大会。どんな様子なのだろうと期待で胸が膨らみます。

エントランスをくぐると、穏やかな周辺の雰囲気とは一変。ピンが勢いよくぶつかり合い倒れる音や、来場者の話し声で、とても賑やかです。

会場には既にたくさんの人が到着しており、参加者は投球練習を始めていました。驚いたのは、参加者の層の広さ! ボウリング全盛期からと思われる風格あるボウラーはもちろん、主婦らしき人から小学生くらいの子どもまでいます。皆、マイボール・マイシューズ・マイウェアでプロ顔負けの出で立ち。練習の様子やその表情から、これから始まる大会への意気込みが伝わってきます。

まずは、社長の佐藤則明氏にご挨拶。と、ここでもまた驚きました。なんと、佐藤社長ご自身も大会に参加されるとのこと。今まで勝ったことのある人が着れるという黄色いユニフォームをビシッと着こなし、ご挨拶の最後に「楽しんでいってね!」と爽やかに言いながら、参加者に混ざってスパーンスパーンと投球練習をしていました。

いよいよ大会がスタートします。

さまざまな年齢の参加者の中にはプロボウラー数名も混ざっており、次々とボールを投げていきます。皆、普段からボウリングに親しんでいるようで、とても上手です。流れるような投球フォーム、ピンに向かって美しいカーブを描きながらスピーディーに投げられるボールは、見ているだけでもスカッとする気持ち良さを感じました。

試合の最後には、佐藤社長とプロボウラーとの一騎打ちの場面も。マイクを手にしたスタッフの愉快なアナウンスの効果もあり、この日いちばんの盛り上がりをみせました。

佐藤社長、見事勝利!

大会終了後には、この日の表彰と景品の贈呈式が行われました。

上位数名だけでなく、参加者の多くにさまざまな賞の景品が贈呈され、皆嬉しそう。今日の成果を、景品とともに家族へ報告するのでしょうか。

実は、大会の最中、ボウリング場のスタッフが、端のレーンでプレーをしていた一般客に投げ方をレクチャーしている場面を目にしました。聞けば、そのようなことは日常茶飯事とのこと。「ここに来たすべてのお客様にボウリングの楽しさを知ってもらいたい」その想いが、随所に感じられ、温かい気持ちになりました。

競技を「する」ことに加え「観る」ことにも重点をおいたスポーツ施設が増えている昨今。

ドリームスタジアム太田でも、ボウリング場としては珍しく「観る」ための観客席を設け、「する」「観る」どちらの楽しみも実現しました。「する」イメージの強いボウリングですが、点数に加え、ボールの軌道・技・スピード・投球フォームの美しさなど、実は見て楽しむポイントが満載です。

観客席の隣にはプロショップも併設し、贔屓のプロボウラー御用達のグッズを手に入れることも可能です。

誰にでも気軽に楽しめるスポーツ、ボウリング。

最近では、ボウリングをこよなく愛す、茅ヶ崎出身の某有名ミュージシャンが、自身の名を冠したボウリング大会の開催を発表して話題になりました。また、2020年東京オリンピックの正式追加種目としても候補が上がりました。

健康志向が高まっている昨今、「する」だけでなく「観る」楽しみも加わり、新たなボウリングブームが来る日を確信しました。

取材日:2018年9月
取材:広報企画部 M.A

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