小劇場から大劇場まで 理想の客席づくりを助けるイスが登場! シアター専用スタッキングチェア

2018.01.17
製品特集

小劇場の客席の椅子としての利用や、大~中劇場・コンサートホールの補助席や追加席、などを前提に新開発した、劇場・ホールの客席専用のスタッキングチェア。劇場用の椅子です。演劇、ダンス、ミュージカルなど舞台芸術の鑑賞などのために長時間座ることを想定して追求したこの椅子は、全国各地の劇場・ホールで導入が進んでいます。「狭いスペースにできるだけ多くの席を設置したい」「座面クッションの反発力と耐久性を重視したい」「大ホールの固定席のように座が跳ね上がるタイプのイスを導入したい」「軽く持ち運びがしやすい椅子でレイアウトの自由度を高めたい」「木を使ったデザインで客席の品格を演出したい」「メインとなる客席とデザインを合わせた補助席・追加席を設けたい」様々な悩みを解決します。

客席数が100以下の小規模な劇場での利用や、大〜中劇場・コンサートホールの補助席や追加席、移動観覧席と組み合わせた移動席としての活用などを前提に開発した、劇場の客席向けのイス、シアター専用スタッキングチェア。舞台芸術の鑑賞などのために長時間座ることを想定して追求したこのイスは、全国各地の劇場・ホールで導入が進んでいます。

2017年初夏には、これらのスタッキングチェアを、上演中と同じような環境のもとで座り比べを行うイベント「座り比べ会」を実施しました。劇場や演劇に関心の高い約40名の参加者が約2時間を過ごした感想を交えながら、理想の劇場・客席づくりを助けるスタッキングチェアをご紹介します。

小劇場から大劇場までお悩み解決! 劇場用のスタッキングチェアで理想の客席を

  1. 狭いスペースにできるだけ多くの席を設置したい
  2. 座面クッションの反発力と耐久性を重視したい
  3. 大ホールの固定席のように座が跳ね上がるタイプのイスを導入したい
  4. 軽く持ち運びがしやすいイスでレイアウトの自由度を高めたい
  5. 木を使ったデザインで客席の品格を演出したい
  6. メインとなる客席とデザインを合わせた補助席・追加席を設けたい

1. 狭いスペースにできるだけ多くの席を設置したい

コンパクトでも快適なイスは小劇場にぴったり

「客席用のイスを設置できるスペースは小さいけれど、できるだけ席数は増やしたい」「コンパクトに設置したいが、お客さまには席でゆったりと過ごして欲しい」……そんな思いに応えるのは、劇場向けのイスとして最もコンパクトな設計のスタッキングチェア「タグ」ことFC-400Dです。

奥行は400㎜と、他のスタッキングチェアよりも12〜15mmも短め。このコンパクトさによって、必要な通路寸法を確保しつつ、効率的に配置が可能です。

座面いっぱいに敷き詰めた高密度のクッションパッドと左右に広がった脚部で、ゆとりある座り心地も実現。もちろん、隣席との連結も可能です。

天然木と張地の組み合わせは、色のバリエーションも豊富で、殺風景になりがちな小劇場の客席を彩ります。

小さな見た目からは予想できなかった座り心地を認める声が多数! デザイン性も評価

「座り心地・クッション性・サイズ感・持ち運び易さ・デザイン・安定感」の総合評価は、3.9
・デザインがかわいい! 小劇場でこのクオリティのイスに座れたら嬉しい。(30代女性)
・見た目から予想していた程の座りにくさがない。(50代女性)
・意外とフィット感が良い。座面の奥行が短いが意外と疲れない。(40代男性)
・思っていたより座っていて安定する。一般的な小劇場には一番お勧めできるかも。(40代男性)
・思ったよりも座りやすい、背中に沿う。色も可愛い!(50代女性)
・座面が小さい感覚はあるが、隣の席との間隔は圧迫感がなくて良いと思った。(10代女性)
・人が前を通るときに、脚を左右に振りやすいのが良い。隣の人との密着感がない点が良い。(40代男性)

2. 座面クッションの反発力と耐久性を重視したい

特殊構造で座面クッションのボリュームがアップ

「丈夫でクッション性の高いイスが欲しい」「大劇場の客席と同じ座り心地を、小劇場の客席にも実現したい」……そんな思いに応えるのは、新たに開発した座面がボリューミーな座り心地を生み出す、スタッキングチェア「アクシス」ことFC-310シリーズです。

座面クッションは、ウレタンフォームと樹脂繊維コアによる二層構造。ウレタンフォームのクッションの下に設けた合成樹脂の「皿」部分に樹脂繊維コアを敷き込むことによって、見た目以上の深い座り心地を創出しています。この構造は通気性にも優れているため、長時間座り続けても蒸れを軽減する効果を持っています。耐久性も、社内判定基準の2倍をクリアする実力です。

座面は間口が509mm・奥行が525mmと、スタッキングチェアとしては広々としたサイズ感が特徴です。背もたれの緩やかなカーブがフィット感を高めます。

隣の席と仕切りが欲しい時には、アームレスト付タイプも選択可能。1席ごとのスペースが明確になります。

シンプルな形状の印象を裏切るボリュームあるクッション性が人気を集める!

「座り心地・クッション性・サイズ感・持ち運び易さ・デザイン・安定感」の総合評価は、4.2
・バランスがとても良い。可動式の客席で活躍しそう(40代女性)
・クッション性が優れていて、腰痛持ちだがずっと座っていられた。(年代性別不明)
・大きさと座りやすさは、ラインナップの中でこのイスが1番だった。(40代女性)
・見た目よりクッション性が良かった。ちょっと慣れない不思議な座り心地。(50代男性)
・少し硬めのクッションで座り心地が良い。(50代女性)
・よく考え抜かれた設計にびっくり。座っていて心地が良く疲れなかった(30代女性)
・お尻の部分が意外と沈むのが気になったが、背もたれのフィット感は抜群。(40代男性)
・この軽さでこのクッション性は予想以上。会議室などにも良さそう(年代性別不明)

3. 大ホールのように座が跳ね上がるタイプのイスを導入したい

空席時には座が自動的に起立する高グレード仕様

「大劇場の固定式のイスと同じように、座が開閉するタイプのイスを導入したい」「見た目にも座り心地にも劇場らしさとハイグレード感を求めたい」……そんな思いに応えるのは、座に自動起立機構を備えたスタッキングチェア「ブレース」ことFC-3232です。

座が自動起立するイスは、空席時には広々とした通路スペースを、着席時には奥行がたっぷりとある座面スペースを確保できるのが大きな特徴です。
FC-310シリーズと比較すると、座が起立した時のイス全体の奥行は25mmもコンパクトで、座面自体の広さは奥行が75mmも深くなっています。

1席に対して肘掛が左右にひとつずつ設けられているため、連結して並べた際には、ふたつの肘掛が接合される形となり、劇場で勃発しがちな「肘掛け戦争」も回避できます。

設営の自由度が高いスタッキングチェアの特性と、劇場イスらしさを兼ね備えたスタッキングチェアです。

固定式の劇場イスに劣らぬ座り心地が、年代性別問わず認められた劇場仕様のスタッキングチェア

「座り心地・クッション性・サイズ感・持ち運び易さ・デザイン・安定感」の総合評価は、こちらも4.2
・1番身を委ねられた。掛け心地のわりに見た目の印象が軽く感じられるのが良い。(50代女性)
・1番しっくり来た、疲れない。(50代男性)
・背面のホールド感が良いので、観劇中も落ち着いて観ることができそう。(年代不明女性)
・座面のクッションが固定の劇場イスと変わらないくらいしっかりしていて驚いた。安定感も良かった。(20代女性)
・クッションも柔らかすぎずかたくもなく、また背中の傾きのおかげで長く座っていても苦にならない。(年代性別不明)
・長時間座っていても気にならないぐらい座り心地が良かった。(30代男性)
・小さな劇場では取り回しにくいかも。小劇場の中でもスペースに余裕のあるところ向け。(40代男性)
・よく考えられた製品だと思う。座面の奥行きがもう少し短ければ小劇場でも活躍できる。(50代男性)

4. 軽く持ち運びがしやすいイスでレイアウトの自由度を高めたい

FC-303シリーズ(3.5〜4.2kg)
FC-400D(5.0kg)
FC-310シリーズ(5.4〜5.6kg)

最軽量は3.5kg! 5kg前後で選べるラインナップもデザイン・カラー豊富に多数有り

着席した際にイスの位置がずれたり簡単にひっくり返ったりしないよう、客席のイスには安定感を高めるために一定の重さが必要です。そしてクッション性や堅牢性が高まるごとに、重量も増す傾向にあります。一方で、演目によって客席数や配置を変化させたい劇場では、スタッフが持ち運びしやすいイスであることも重要です。

コトブキシーティングのラインナップの中でも最軽量のFC-303シリーズは、観客席に適した背の角度と広々とした座面が特徴のスタッキングチェアです。合成樹脂の上台で軽さとメンテナスのしやすさを図りました。パッド無しタイプは3.5kg、座パッド付タイプは4.2kg。背もたれには手掛け穴ががあり、運びやすさにも定評があります。
他のイスに比べてクッション性は感じにくいものの、人間工学に基づいて設計した背もたれの3次元局面は、FC-303の座り心地のフィット感を高めています。「背面のあたりが柔らかい。辛いかと思ったら意外と大丈夫だった(40代女性)」「クッション性はないが広々としているので座りやすかった(20代女性)」との意見も寄せられています。


5. 木を使ったデザインで客席の品格を演出したい

空間に温かみを持たせる天然木は、劇場らしさを演出するキーアイテム

天然木と張地の組み合わせは、客席に品格を持たせ、劇場の印象をワンランクアップさせる役割を果たします。「ブラックボックスの空間が殺風景に感じる」「質の良い客席だと印象付けたい」……そんな要望に応えるのは、FC-400DとTS-1212シリーズです。

奥行400mmのコンパクトさが最大の特徴であるFC-400Dは、限られた客席スペースの小劇場空間で真価を発揮するスタッキングチェアです。手掛け穴もあるため、持ち運びも簡単です。

TS-1212は、見た目はFC-3232とよく似ていますが、背裏と肘掛に天然木を使ったスタッキングチェアです。自動起立する座の奥行も50mm深く、劇場向けのスタッキングチェアの中でも最も大きなタイプです。大〜中ホールの補助席や臨時席、また広い空間の客席イスとして人気があります。「FC-3232と同じくらい座りやすいし、肘掛けはFC-3232よりも良い印象(30代男性)」とグレードを評価いただいたコメントも多数集まりました。


6. メインとなる客席とデザインを合わせた補助席・追加席を設けたい

背もたれと座に張地をたっぷり使ったスタッキングチェアは、メインの客席とスムーズにマッチ

メインとなる階段状の客席の前に並べることでイベントに応じた席数の調整を図ったり、補助席としてサイドのバルコニーエリアに並べたり、メインの客席+αの活用も多く見込まれるのが、スタッキングチェアの特徴であり、利便性の評価ポイントでもあります。

パイプイスや会議室で活躍するオフィス用チェアを並べるケースもありますが、メインの客席とかけ離れたイスの場合、着席するお客さまが「あっちの席が良かったな」と少し残念な気持ちを抱く可能性も。
イス選びの際に僅かな気遣いをするだけで、補助席・追加席が客席全体のイメージを壊さないよう、そして何よりお客さま一人一人に快適な環境で最大限に楽しんでいただけるよう、劇場を演出することができるのです。

ポイントは、メインの客席と張地を揃えること。背と座の両方を張り包んだスタッキングチェアは、より空間に馴染みやすく、前に置いても横に置いても違和感なく溶け込みます。メインの客席に木が多く使われている場合は、木と張地を組み合わせたスタッキングチェアでも、もちろんマッチします。

FC-310は、背と座は裏にも表にもたっぷりと張地が使われています。脚部のスチールは黒色のため、金物感が目立つことなく、木のふちどりが印象的なメインの客席と並んでも統一感があります。

FC-3232とTS-1212は、見た目のデザインも「劇場イスらしさ」にこだわって開発したスタッキングチェアのため、張地だけでなくフォルムも合わせたい場合にオススメです。

FC-326は、劇場向けのスタッキングチェアの中でも、改良を重ねながらロングセラー品として人気のあるイスです。特筆すべきポイントは、背と座を張り包み且つ跳ね上げ式の座を持つスタッキングチェアでありながら、やや小ぶりなサイズ感。座が自動起立するスタッキングチェアを省スペースに導入したい空間において、真価を発揮します。「安定感もあり背もあるのですっぽり包まれるようで座り心地がいい(30代女性)」と座り心地も評価いただきました。


イス選びで劇場空間の演出力が変わる! ショールームで座り比べてみませんか?

スタッキングチェアは、大劇場やコンサートホールの客席として佇む固定タイプのイスに比べて、値段も用途も製品数も大きな幅のある製品です。一方で、座り心地はもちろん、色やデザイン、持ち運びのしやすさ、収納効率、耐久性など、導入に際して確認すべきポイントも多岐に渡ります。

コトブキシーティングのショールームでは、実際のイスを見て、触って、座っていただけるよう、各種ラインナップを揃えています。

どんなイスがあなたの劇場の客席にふさわしいのか、座り比べてみませんか?

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