崇城大学 SoLA
SoLAホール

2019.03.19
学校講堂・多目的ホール

施設説明

実践教育を通じてプロを育てる「崇城大学」

崇城大学の前身は、1965年に学校法人君が淵学園が設立した、熊本工業短期大学です。その後、4年制の熊本工業大学となり、電気・電波・機械・工業など工学系の単科大学として歴史を積み重ねてきました。2000年には、学部学科の増設に合わせて「崇城大学」と名を改め、現在では5学部11学科、約3,600人もの学生が日々勉学に励んでいます。

キャンパス内の風景が映り込む新校舎

2018年8月、熊本地震で被災した旧D号館の跡地に、新たな校舎が完成しました。校舎の名称は学生からの公募によって「SoLA」に決定。大学の頭文字「So」に、明るく光る講堂「Luminous Auditorium」を組み合わせ、更に、外壁のガラスに反射する「空」のような明るく広い建築デザインとかけています。建物南側の半円形部分は全面ガラス張り。キャンパス内の風景を映し、賑やかさを広げています。

1階にはカフェ機能を持つ学生交流スペース、2階にはアクティブラーニング教室と多目的室、3階には832席の大講義室(SoLAホール)を設けており、学生のアクティビティの中心となる校舎です。

多様なイベントで利用するSoLAホールに導入した、テーブルの付いたスリムなイス

SoLAホールは、キャンパス内で最も大きな講義室です。全学部の一学年を一同に集められる832席を確保しました。以前は数回に分けて行わなければならなかった期初のオリエンテーションも一回で済むようになり、時間の有効活用につながっています。オリエンテーション以外にも、学会をはじめとした各種イベントにも多く利用されています。

限られた空間で多くの席数を確保するために導入されたのが、レクチャーシアター用のスリムなイスです。劇場イス同様に、着席時には座を手で下ろしながら座り、離席時には自動的に座面が跳ね上がって収納されます。イスの前後ピッチは850ミリメートルと狭めですが、座が上がった状態でのイスの奥行き寸法を305~325ミリメートルとコンパクトにすることで、座席間の通路を広く確保しました。緊急時の避難にも有効です。スリムなイスですが、長時間の講演や演目でも座り心地を気にすることなく聴講できるよう、背と座にはクッションをたっぷり入れた分厚いパッドを配置しました。着座時の底付き感を減らし、着座姿勢をサポートします。また、シンプルな肘掛けは、隣席とのスペースの仕切りとして役立ちます。

各席には、収納式のテーブルを備えました。テーブルは、イスの背裏に沿うように収納されており、使う時には、先端の手掛かりに指を掛け、上方向へ持ち上げて手前に倒します。

A4サイズに対応する大きさのテーブルは、メモをとったりパソコンを置いたりする際にも便利。一人分の間口寸法はゆとりのある640ミリメートルと、テーブル使用時も自然な姿勢を保つことができます。

張地には、シンボルロゴマークの近似色を採用しました。爽やかなブルーの中に、ところどころ鮮やかなイエローが差し色として散りばめられています。張地は、2色の糸を織り合わせて立体感を演出し、張地で包んだクッションの豊かさも際立たせています。

起業家教育にも力を入れている崇城大学。有識者の講演会のみならず、コンテストや発表会での学生のプレゼンテーションの場としても大いに活用が期待されているSoLAホールです。

居室データ

所在地
860-0082 熊本県熊本市西区池田4-22-1 地図
施主
学校法人君が淵学園
設計
西日本技術開発株式会社
オープン
2018年10月
席数
832
関連リンク
  • 崇城大学 webサイト