ドリームスタジアム太田

2019.01.15
スポーツ・エンタテインメント施設ドーム・アリーナ・体育館(屋内)

施設説明

スポーツボウリングの普及を目指す「ドリームスタジアム太田」

2018年8月2日、有名自動車メーカーの工場が立ち並ぶ北関東随一の工業都市、群馬県太田市に、新しいボウリング場がオープンしました。オーナーである佐藤社長の「スポーツとしてのボウリングを世の中に普及させていきたい」という強い気持ちから生まれた施設です。

40レーンという県内最大規模の広さに加え、プレイヤーが腰掛けるボウラーズベンチの広さの確保や、ボールが戻ってくるボールリターンの位置、ミーティングルームや多目的室の完備など、地域の大会やプロボウラーの試合にも使いやすいようにと、各所にこだわりが詰まったボウリング場です。

ボウリングを「観る」ための移動観覧席

コトブキシーティングは、このボウリング場に移動観覧席を納入しました。ボウリングの試合を観戦する時は、ベンチの後ろ側に立ったり、試合を行わないレーンの仮設観客席に座ったりする場合が一般的ですが、見にくさや設営手間がかかることが問題として挙げられます。そこで、その両方の解決を図るために導入が決まったのが、移動観覧席です。

レーンのほぼ中央、ベンチ裏の通路の後ろに設置した移動観覧席は、必要な時にだけ設置できる階段状の観客席です。リモートスイッチを取り付けてボタンを押せば、約1分半で壁側から95席の客席が展開。ひな壇になっているため、座ると視線が高くなり、投球の様子からピンが倒れるまでをしっかりと見ることができます。大会などのイベントの時以外はコンパクトに収納されているため、通路スペースや憩いのスペースとして広く使うことができます。

イスは10人掛け。5列並んだブロックが、通路を挟んで両側にあります。移動観覧席はレーン全体の中央付近にありますが、正面のレーンを見るためだけのものではありません。レーンから離れた位置に設けることによって、半数以上のレーンでのプレーを見渡すことができます。大会にも適した観覧席です。

イスはシンプルなスタンダードタイプ。ウレタンをクッション性のある張地で包んだ背座により、長時間の観戦でも疲れません。大きめの背座は、リラックスして身体を預けられます。映画館や劇場のイスのように離席時に自動で跳ね上がる座に連動して肘当ても垂直に跳ね上がるため、各列の通路も充分な広さを確保できるイスです。

移動観覧席の導入によって、ボウリングを「する」だけではなく「見る」楽しさも存分に伝えることができる、ドリームスタジアム太田。オープンから数ヶ月、早くも地域住民の憩いの場となっています。

居室データ

所在地
373-0815 群馬県太田市東別所町47 地図
施主
株式会社サンメイ
設計
関東建設工業株式会社
オープン
2018年8月
席数
95
関連リンク
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