ポレポレシネマズいわき小名浜

2019.04.10
映画館

施設説明

地元密着型の映画館が手掛ける新たなシネコン、ポレポレシネマズいわき小名浜

イオンモールいわき小名浜の4階に、シネマコンプレックス「ポレポレシネマズいわき小名浜」がオープンしました。

運営を務めるのは、いわき市内唯一の映画館である「ポレポレいわき」です。1969年に大衆映画館としてオープン以来、施設名称を変えながらも地元密着型の運営を続けてきました。2011年3月の東日本大震災の後は、人通りのなくなった街の賑わいを取り戻すべく、映像を通じた復興活動にも尽力。そんなポレポレいわきが手掛ける新しいシネマコンプレックスとあって、大きな注目を浴びています。

シネマのコンセプトは、いわき市の観光の目玉でもある「フラダンス」を意識した、クラシック・ハワイアン。エントランスだけでなく、スクリーンの内装もハワイアンがモチーフになっています。

ゆとりある客席のイスで快適な鑑賞空間を実現

ポレポレシネマズいわき小名浜は、9スクリーン1,327席を備えています。

特筆すべきは、全スクリーンで採用されたオールレーザープロジェクター。ヨーロッパのメーカーBARCO社が手掛ける、最大4K解像度が標準仕様の大型プロジェクターです。また、スクリーン1の音響にはAURO-MAXも採用されました。アメリカ国内で普及しているドルビーアトモスに対して、ヨーロッパの映画館で多く取り入れられている方式です。3D音響と呼ばれる立体的な音の響きは、上映中もひときわ存在感を放ちます。

最も席数の多いスクリーン1は321席ですが、広い客席でも一目で座席の位置がわかるよう、イスの背もたれにスエード生地のナンバープレートを付けました。黒い張地の上で黄色い文字色がアクセントとなり、遠くからでも、また場内が暗い時でも席を確認しやすい意匠です。

イスは、1席あたりの間口が600ミリメートルと、全国の映画館の一般席の中でも最大級のゆったりサイズ。イスの分厚い背と座にはウレタンクッションがたっぷりと詰まっており、着席者を包み込むような座り心地を提供します。一部のスクリーンでは、肘掛に木調のデザインを取り入れ、席の見た目の高級感を高めました。

イスの背の裏側には、荷物を掛けるフックと、傘立てを設けました。荷物掛けはフックが深く、太めの鞄の柄も引っ掛けることができます。また、イスの背面は合成樹脂で覆われているため、席が傘の雨露で濡れる心配もなく、置き場に困りがちな傘を立てかけて収納できます。

商業施設イオンモール内にあり、常に賑わいの絶えないポレポレシネマズいわき小名浜。TOHOシネマズと番組編成提携によるバラエティに富んだラインナップを揃えるだけでなく、コンサートや演劇などのライブビューイングコンテンツの配信を行うなど、福島を活気づける魅力がたくさん。2018年には、その年に検索数が急上昇した人物や、作品、施設などに贈られる、「Yahoo!検索大賞2018」の福島県部門を受賞しました。世間からの注目度の高い、新たなシネマコンプレックスの誕生に、今後も大きな期待が寄せられます。

居室データ

所在地
971-8101 福島県いわき市小名浜辰巳町15-1イオンモール小名浜内 地図
施主
株式会社名画座
オープン
2018年6月
席数
1,327
※総席数
関連リンク
  • ポレポレシネマズいわき小名浜 webサイト