滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
中ホール

2018.11.29
劇場・コンサートホール

施設説明

多彩な演出を実現する、パフォーミングアーツ公演に適した中ホール

滋賀県の中央に位置する琵琶湖は、約6分の1を占める日本最大の湖です。周囲には、緑豊かな山々や田園風景が広がっています。水と緑の豊かな琵琶湖は四季折々の風景を楽しむことができます。1998年にオープンした滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールからは、琵琶湖の美しいローケーションを一望できます。開館以来、美しい景色と共に、ホールの美しい音の響きは多くの芸術家たちに愛されてきました。

施設には大中小三つのホールがあり、中ホールでは、演劇やダンスといったパフォーミングアーツの公演が主に行われています。舞台は奥行が広く、また最大9 段階まで高さ調節が可能。オーケストラピットをつくることもできるため、大ホールよりもコンパクトにオペラやミュージカルの上演もできます。

優しく快適な座り心地を提供する、ダークブルーのイス

中ホールは、内装全体がブラックボックスを思わせる暗色調で統一されています。客席のイスにも、華やかな柄のあしらわれた大ホールや小ホールのイスよりも落ち着いた、ダークトーンのブルー。観客が物語に集中して世界観に浸れるよう、無地のテキスタイルを使用しました。肌ざわりは、スエードのような滑らかな風合いです。ソフトな触感ながらも、耐久性にも優れており、ほつれや摩擦にも強い特徴を持っています。

イスの背もたれは、クッションパーツを二つに分けることによって、座り心地を追求しています。上部のクッションは、肩から肩甲骨にかけて優しくフィット。腰を支える下部のクッションは、背骨のS のラインに沿ってボリュームある膨らみを携えた、立体的な形が特徴です。このクッションが着席した時のフィット感を高めており、長時間の鑑賞による疲労感を軽減します。

座のクッションには、波形スプリングと型崩れがしづらい高密度のモールドウレタンを用いています。イスにかかる体圧を分散させ、長時間の着座にもお尻が痛くならず、演目を楽しむことができる設計の工夫です。

演出力の高い舞台機構と、快適性を追求した柔らかな客席のイスが、中ホールでの芸術鑑賞を、より充実した時間へと創り上げています。

居室データ

所在地
520-0806 滋賀県大津市打出浜15-1 地図
施主
滋賀県
設計
株式会社佐藤総合計画
オープン
1998年9月
席数
804
関連リンク
  • 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール webサイト
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