コトブキシーティング株式会社

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岩手教育会館
多目的ホール

多目的ホール(可動席)|2018.6.26

  • 岩手教育会館 多目的ホール
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「盛岡市景観計画」を実現した、三代目となる岩手教育会館

1936年、東に盛岡城跡公園、西に岩手の秀峰を望む場所に誕生した、初代・岩手教育会館。木造2階建の重厚で上品なドイツ洋館風の外観から「公園下の教育会館」と呼ばれ、戦中戦後を通して市民に親しまれました。1965年の建て替えによって誕生したのは、地上7階建ての、二代目となる教育会館です。760席の大ホールを備え、岩手の芸術の殿堂として多くのアーティストや市民から半世紀にわたり愛されてきました。しかし二代目の教育会館も、老築化により二度目の建て替えが決定。そして2年10ヵ月の工事期間を経て、2018年5月、三代目の岩手教育会館がオープンしたのです。

新しい教育会館のコンセプトは「四季とともに、みんなが集う “未来への”交流フィールド」。地下1階から地上4階建と二代目より低層になり、教育会館越しに見える景色が大きく変わりました。隣接する盛岡城跡公園からは、岩手の秀峰「岩手山」を望むことができ、近隣住民の散歩コースの一つとして親しまれています。

さまざまな利用を想定し、移動観覧席(ロールバックチェアースタンド)をはじめとした可動式の製品を導入

三代目・岩手教育会館の2階には、多目的ホールを設けました。

二代目の教育会館の大ホールは、イスが床に固定されたタイプでした。しかし、1965年当時の標準寸法でつくられたイスは、現代の私たちの体格には合わなくなってきていました。加えて、三代目の教育会館は、建物がコンパクトになったため、一つの空間で多様な催しに対応できるホールが求められ、収納・展開ができる移動観覧席と、スタッキングチェア、そしてフォールディングテーブルの導入が決まりました。

また、ホール前方3分の1ほどを仕切るスライディングウォールも組み合わせれば、さらに多用途に利用できます。多目的ホールの向かいに設けられたカンファレンスルームと併せて使えば、活用の幅も広げることができます。

以前のホールに引けをとらない、グレード感のある移動観覧席搭載イス

移動観覧席の導入にあたり重視したのは、二代目の教育会館のイスに引けをとらないグレードと、現代の私たちの体格にあったサイズです。身体に沿った三次元曲面の背もたれには成型合板をしつらえ、ホール全体に木の温もりを与えています。座は、スタンダードタイプの倍の厚み。綿密に計算されたクッションにより、長時間の着座でも快適な座り心地を実現しました。

以前のイスとのもっとも違う点は、イスのサイズです。以前よりも10センチメートルほど広く設定した一人分間口は、隣の席と充分な間隔を生み出し、左右の人を気にせずに過ごすことができるようになりました。また、座面・肘掛け・背もたれの高さを以前のイスより高くすることによって、楽に身体を預けることができるようになり、長時間の着座でも疲れない、豊かな客席環境をつくり出しています。

移動観覧席の前方にスタッキングチェアを並べれば320席のホールとして、またフォールディングテーブルとスタッキングチェアを並べれば会議や研修の場として利用できます。移動観覧席には、前方5段のみで使用できる中間段仕様を採用したため、スライディングウォールで部屋を区切って、客席数を減らした小規模なホールとしても活用できます。

東面の大きな窓から盛岡城跡公園の四季の移ろいを感じられる、開放的で清々しい多目的ホールです。

居室データ

所在地
020-0022 岩手県盛岡市大通1-1-16 
地図
施主
一般財団法人岩手教育会館
設計
株式会社久慈設計
オープン
2018年5月
席数
320
※移動観覧席200席を含む

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