房南学園
体育館

2017.07.31
学校体育館・アリーナ

施設説明

館山市初の小中一貫校

房南学園は、小学校2校と中学校1校が統合され、2017年4月に開校しました。千葉県館山市で初めての小中一貫校です。

小中一貫教育は、小学校から中学校へ入学した際の環境変化についていけず、いじめや不登校につながるといわれる「中1ギャップ」の解決策として期待されており、文部科学省でもその推進に向けた施策が打ち出されています。

これを踏まえ、房南学園では、地区の児童・生徒数の減少や、教職員を含めた小学校と中学校の交流を深めることなどを考慮し、導入しました。

9学年がつながる校舎

小中一貫校として開校するにあたり、房南中学校として長年使われていた校舎の改築と併せて、新たに延床面積2465㎡の新校舎が建設されました。

新校舎の1階は、小学1~4年生の教室。改築した既存中学校校舎は、新校舎と渡り廊下でつながっており、1階には小学5・6年生の教室と図書室や家庭科室などの特別教室が、2階には中学生の教室と特別教室が設けられています。小中一貫校らしく、小学高学年と中学生が同じ校舎で学んでおり、特別教室や図書館も共有できるつくりになっています。

また、小学生用の校庭と部室を新たに整備し、低学年に配慮してプールはかさ上げ工事が行われました。

必要な時にだけ出現する「舞台」

新校舎の2階には、バスケットボールコート2面分のアリーナを確保した体育館を設けました。新しい体育館には、これまでの造りつけの舞台ではなく、必要な時だけ設営できる「壁面収納式ステージ」を採用。幅12m・奥行き5m・高さ 80cmの大型ステージが、電動操作により約5分で展開します。天井から吊った幕をセットすれば、たちまち「舞台」の完成です。普段は壁にコンパクト収納されるため、アリーナ空間をより広く、有効に活用することができます。

限られた空間を有効に使うことができるコトブキシーティングの製品が、子どもたちが頻繁に利用する体育館でも、活躍しています。

居室データ

所在地
294-0225 千葉県館山市佐野2070 地図
施主
館山市
設計
株式会社豊建築事務所
オープン
2017年4月
台数
1
関連リンク
  • 館山市 webサイト