当麻町公民館「まとまーる」
ホール

2014.12.04
多目的ホール(可動席)
前方移動させた状態
前方移動させた状態

施設説明

2014年春、北海道・当麻町の東部に建つ役場の隣に、当麻町公民館「まとまーる」がオープンしました。町名の由来は、アイヌ語の「ト」(湖沼)、 「オマ」(に入る)、「ナイ」(川)。2012年に開拓120周年を迎えた、歴史深い町です。旭川市に接しており、現在は北海道を代表する優良米の産地としても有名です。

柱などの構造材や内装材を含めた内装には、町の行政区域の65%を占める豊かな森林から採れた木材がふんだんに使用されました。2014年度の木材利用優良施設コンクールでは林野庁長官賞を受賞。また、施設内の大型テーブルを始め、ベンチや会議用机イスには、樹齢150年以上の町産ミズナラなどが使用されました。館内全体に木の香りが漂い、町産木材の良さを感じられる施設です。木の香りが漂う温かみのある空間は、まるで森の中にいるようだと、町民から人気を集めています。ロビー館内には、郷土芸能である「当麻蟠龍隊の龍」も展示されています。

コトブキシーティングでは、公民館内のホールに移動観覧席303席、スタッキングチェア147席を納入しました。明るい木調の空間に黒が差し色となり、フォーマルな式典にも似合う落ち着いた雰囲気のホールが生まれました。シンプルでありながら、固定の劇場イスと変わらない座り心地を提供する、コトブキシーティングの移動観覧席。通常のホールとしての利用はもちろん、全てのイスを収納すれば、パーティー会場にも、災害時の避難所にも早変わりします。

そしてこの移動観覧席は、光学誘導前方移動式。多人数の場合は後方へ設置し、少人数時は舞台の近くへ前方移動させることができるのです。舞台との距離を自在にコントロール。前方移動させることで、後ろには自然にスペースが生まれ、通路や控え室代わりに使うこともできます。

町民待望の新たな公民館が、町の活気と集いの輪を生み出しています。

居室データ

所在地
078-1393 北海道上川郡当麻町3条東2-11-1 地図
施主
当麻町
設計
株式会社山下設計
オープン
2014年4月
席数
450
※内、移動観覧席303席、スタッキングチェア147席
関連リンク
  • 当麻町 webサイト
  • 一覧へ