国立京都国際会館は、日本で最初の国立の会議場として、1966年に開館しました。開館当初より、国内外の重要な決議がこの会議場で行われ、1997年開催の地球温暖化防止会議において「京都議定書」が採択された時も、この会議場が利用されました。
コトブキシーティングでは、国立京都国際会館が誇るメインホール(大会議場)のイスの張地を、リニューアルしました。メインホールは稼働率が高いため、利用者のことを最優先に考え、短期間の工事を繰り返し行う計画で改修工事が進行。結果、段階的に実施しすることで、施設を長期間閉鎖することなく工期を終えることができました。メインホールのイスは、多くの秀逸なプロダクトが生み出された1960年代に、生産されたイスです。当時のコトブキシーティングも、デザイナーや建築家とのコラボレーションにより多くのFRP製品を世に送り出しました。
開館当初から愛用されてきた製品が今日まで現役で活躍していることから、この製品の堅牢さとデザイン性の高さをうかがい知ることができます。FRPのシェルが破損しない限り、クッション材や張地を交換しメンテナンスを行うことにより、この先も十分使うことができるロングライフなFRPのイス。既に製造は終了し、デザイン的にも貴重なものとなりました。
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