サントリーホールは、2006年に迎えた開館20周年を機に、改修工事が行われました。 「素晴らしい音響とホールの雰囲気はそのままに」をコンセプトに、客席もリニューアルされています。イスには建設時と同じ素材を使用し、張地・クッションの張替え、木部の補修を実施。オープン当時の残響時間と同じレベルを保つため、細心の注意が払われました。
リニューアル時求められたもう一つのテーマは、「客席のユニバーサル対応」です。車イスを利用されている方も同じイスに座って音楽を鑑賞したい、という願いを実現するために、イスのデザインは同じまま、車イスからの乗り移りがしやすいイスを検討し製造。肘掛が外側に回転するイスや、段差がある場所でイスが昇降・回転するバリアフリー対応の席を設けました。
リニューアル後も、改修前と変わらず世界中のアーティストや音楽愛好家から愛される、サントリーホール。演奏者が使用するオーケストラチェアも好評を得ています。 撮影協力:サントリーホール、NHK交響楽団
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