コトブキシーティング株式会社

ホール・劇場・学校・スタジアム・映画館など、公共施設のイスやカプセルベットの製造・販売

グループワークディスカッションスムーズかつ安全
キャスター付折りたたみデスクによる
アクティブラーニング教室

CASE STUDY
volume 016 / 2018.4.3

「受動的な学習」から「能動的な学習」への変化が進む教育現場。グループワークやディスカッションなど、生徒・学生が主体となるアクティブラーニング型の授業は、「能動的な学習」の中でも注目を集める学びのスタイルの一つです。この新たな学習形態に合わせた環境整備のため、学校家具の新規導入やリニューアルが活発に行われています。今や教室の机とイスは、黒板に向かって整然と並べられた「スクール配置」と呼ばれる一般的なレイアウトに留まりません。今回は、荷物を卓上に置いたまま、必要な時のみキャスターを出現させて席の移動ができる、折りたたみ型のデスク「SD-610シリーズ」を導入した教室を紹介します。

01家具選考会で高い評価を受けた「フルフラッター機構」

獨協大学 創立50周年記念館(西棟)
教室

2014年に創立50周年を迎えた学校法人獨協学園 獨協大学では、2007年竣工の「天野貞祐記念館」以降、各種施設を整備するキャンパス再編事業を推進。2017年1月には、今後の50年を見据えた次世代教育施設として「創立50周年記念館(西棟)」を竣工。学生が集い、交流し、刺激し合うことにより自律的な学びや新たな発想が生まれ、それを発信できる場を提供するため、アクティブ・ラーニング教室やラーニング・コモンズを備えるほか、学生が自律学習の段階に応じて自由に選べる様々な学習スペースを設けています。

アクティブラーニングデスクのSD-610シリーズは、全48の教室で採用されています。デスクの掛け人数は、教室の規模に応じて選ばれました。30〜60名の教室には1人掛けの机を、80〜160名の教室には2人掛けと3人掛けの机を納めています。

この机が導入となった決め手は、独自のキャスター移動方式の「フルフラッター機構」。机のキャスターは、移動する時以外は脚先に収納され、床に着実に接地。移動の時は、天板下にあるレバーでキャスターを出すことで、スムーズに移動が可能になります。

必要な時にだけ、卓上の筆記具などはそのまま、デスクをスムーズに動かすことができるこの機構は、大学で実施された家具選考会で高い評価を受け、導入に至りました。イスは、持ち運びがしやすいコンパクトな「コンパレ」シリーズです。

02アクティブラーニングデスクと移動観覧席で学びの幅を広げる

愛知学院大学 名城公園キャンパス
キャッスルホール 多目的教室

名古屋城の森の東側に隣接した、愛知学院大学の名城公園キャンパス。他のキャンパスと比較して抜群のアクセスを誇る一方で、緑豊かな落ち着いた環境が整っています。創立140周年を控えた2014年に、大学の更なる飛躍と発展を目指してオープンしました。

校舎「キャッスルホール」には、講演会や学会が開催されるホールのほか、大教室や多目的教室が設けられています。ホールや大教室には固定式のイスや机が、多目的教室には、可動式の机とイス、そして移動観覧席(ロールバックチェアースタンド)が採用されました。

移動観覧席は、展開・収納ができる階段状の客席です。多目的教室の後方に段差のある席を設けることで、「前の人の頭に遮られて黒板が見えない」という問題の解決を図っています。

前方の席には、アクティブラーニングデスクのSD-610シリーズが採用されています。必要な時だけ手元のレバーを握って、デスクの脚部に収納されていたキャスターを出すことができるため、容易なレイアウト変更が簡単。また、天板を折りたたんで水平スタッキングすればコンパクトに収納ができるため、移動観覧席の収納と合わせて、教室を平土間の空間として広々と使うことができます。

アクティブラーニングデスクと移動観覧席を組み合わせて、教室の活用方法の幅を広げています。

教室展開イメージ

  • 愛知学院大学
  • 愛知学院大学
  • 愛知学院大学

03装いに合わせて、特注色を使ったアクティブラーニングデスク

清泉女子大学 本館
2F教室(2013年リニューアル)

清泉女子大学の象徴である旧島津公爵邸は、大正時代に、イギリス人の建築家 ジョサイア・コンドル氏により設計されました。奇跡的に現存する建設当時からのステンドグラスを始め、歴史的価値を誇り、東京都指定有形文化財にも登録されています。居室は現在でも授業や講義で利用されており、本物の文化に触れることができる環境として、学生たちにも愛されています。

授業は歴史ある空間で行われる一方で、最先端の学びのスタイルを追求しています。能動的な学習を実現するために、アクティブラーニングデスクのSD-610シリーズが導入されました。

キャスター付のデスクは、利便性が高い一方で、様々な課題をはらんでいます。脚先のキャスターにつまづいて転ぶ危険があること、筆記中にぐらつくなど安定感に乏しいこと、机の移動やレイアウト変更を繰り返すたびにキャスターの向きにバラつきが生じて空間の美観を損ねること。SD-610は、これらの問題を解消したデスクです。通常時は脚のベースにキャスターを隠すことによって、安全と安定、そして見た目の美しさを保ちます。一方で移動時にはレバーを握るワンタッチ操作でキャスターを出し、授業の流れを止めることなくレイアウト変更ができるのです。

デスクは、竣工100年を迎える麗しいイタリア・ルネサンス様式の室内にもマッチするよう、特注色を用いてシックな装いにアレンジ。新たな学びの形と、古き伝統の融合が実現しました。