城西大学 坂戸キャンパス 水田三喜男記念館
講堂

2018.01.19
学校講堂・多目的ホール

施設説明

「学問による人間形成」を目指す城西大学

城西大学は、日本の高度経済成長期に大蔵大臣などを歴任した戦後を代表する政治家・水田三喜男氏により設立されました。「学問による人間形成」を建学の理念として、グローバル人材の育成と地域コミュニティーと連携した教育に力を入れており、5学部8学科と短期大学を擁する総合大学です。

森と調和する水田三喜男記念館

創立50周年を記念して誕生した水田三喜男記念館は、講堂・多目的教室・多目的スペース等から成る多機能な建物です。坂戸キャンパスの緑をたたえる″城西の森”のふもとに位置し、この森との「共生」が重要なテーマとして建物にもデザインされています。

優雅なアーチを描く屋根は、建物の高さを最小限に抑えつつ、隣接する城西の丘の地形をなぞるような形状。坂戸キャンパスのコンセプトである、自然環境と人工環境の間の調和のとれたバランスを体現しています。記念館の核となる創立者記念展示室では、創設者水田三喜男の生涯と大学の歴史を、写真や映像などの各種展示物を通じて学ぶことができます。

機能的でシンプルな講堂イス

140人が収容できる講堂のイスは、講演会やセミナーなどに対応できる大型のテーブルをイスの背もたれの裏側に搭載したタイプ。筆記時やパソコンを置く時など、必要な時に引き出して使用できます。薄くコンパクトな黒色のテーブル収納ボックスは、イス全体をすっきりとした印象に見せます。また、快適性をアップさせるため導入した新型の座面「スペーシア」は、座面の先端を細くすることで足が引きやすく、無理なく筆記の姿勢がとれる設計です。

白を基調とした自然光に溢れた供用部とうって変わり、天井に近づくにつれて鮮やかになっていく青い壁面と砂色のカーペット、イスの青い張地は、まるで海底から水面を見上げているような雰囲気をつくりだします。

これからの新しい一歩を踏み出した城西大学の新しいシンボルとして、水田三喜男記念館は学生の心の拠りどころとなっていくことでしょう。

居室データ

所在地
350-0295 埼玉県坂戸市けやき台1-1 地図
施主
学校法人城西大学
設計
阿部仁史アトリエ・株式会社久米設計 設計監理共同企業体
竣工
2017年3月
席数
140
関連リンク
  • 城西大学 webサイト