本郷中学校・高等学校 2号館
講堂

2014.09.03
学校講堂・多目的ホール
固定席
移動観覧席収納状態
電動式防球ネット
転倒・落下防止の柵
固定席
移動観覧席収納状態
電動式防球ネット
転倒・落下防止の柵

施設説明

2014年2月、本郷中学校・高等学校の敷地内に、最新設備の整った新しい学び舎・2号館が完成しました。本郷学園の教育方針「文武両道」「自学自習」「生活習慣の確立」の更なる充実に向けて、創立90周年の記念事業の一環として建設された新校舎。外観は、既存の校舎と調和するよう配慮しながら、機能的且つ象徴的な校舎を目指した、シンメトリーなデザインが特徴です。地上6階・地下2階建て、停電の際には最大32時間使用可能な自家発電機を備えています。

校舎正面に設けられたアーチは2号館のシンボル。校舎を支える役割を担っており、このアーチによって、地下の講堂と1階は柱のない広い空間が生まれました。新校舎には、大きく分けて4エリアが存在してします。それぞれの空間にテーマが設けられており、1階~2階とパブリックエリアは「触れ合い」、3階~5階と教室エリアは「学び」、屋上エリアは「鍛える」、そして講堂がある地下エリアは「集う」です。

コトブキシーティングでは、講堂に移動観覧席258席、固定席362席を納入しました。スタッキングチェアを並べれば、全部で1,007席となる大きな講堂です。張地は平織布地のKW-29、ラストレッド。明るい木目調の室内に映えるカラーです。

本郷中学校・高等学校の中でも、高等学校のラグビー部やサッカー部は、全国を代表する名門校。中高一貫の男子校であることも相まって、授業・部活動問わず、活発にスポーツに勤しむ姿が多く見られます。この講堂は、そんな生徒たちが運動する空間づくりにも、一役買っています。

電動の移動観覧席の大きな特徴のひとつは、階段状の客席が簡単に設営でき、イスを並べる時間と労力を省くことができること。そして空いたスペースを活用することで、ひとつの空間でホールや平土間など、複数の空間活用が可能となることです。

本郷中学校・高等学校では、移動観覧席258席を収納することで、この講堂を屋内運動施設として利用しています。また、電動式防球ネットの設置により、ボールなどによる固定席の破損を気にすることなく、スポーツに励むことができる環境が整いました。

本郷中学校・高等学校の教育方針のひとつに掲げられる「文武両道」。多目的活用が可能なこの講堂からも、その強いメッセージが感じられます。

居室データ

所在地
170-0003 東京都豊島区駒込4-11-1 地図
施主
学校法人本郷学園
設計
鹿島建設株式会社
竣工
2014年1月
席数
1,007
※内、移動観覧席258席、固定席362席
関連リンク
  • 本郷中学校・高等学校 webサイト
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