福島県・星総合病院の隣に、2013年7月、ポラリス保健看護学院 新校舎が誕生しました。「ポラリス」とは、ラテン語で北極星のこと。ポラリス保健看護学院の建学の精神「荒海孤舟北極星」に因んで名づけられました。 「看護の対象となる病人は、荒海に一つ漂う小舟のようである。そのような人たちの揺るがぬ道しるべである北極星のような看護職者であれ」 ― ―そんな強い決意を胸に、多くの学生が勉学に励んでいます。
コトブキシーティングでは、学院内のメグレズホールに、330席を納入しました。木を基調とした温かな雰囲気の意匠が美しいこのホールは、看護職としての豊かな感性を育成するために、講演や演奏会が楽しめます。楽都郡山ならではの学院主催の音楽祭実現という星総合病院理事長の強い思いを受け、音響も綿密に設計されました。
講堂の壁は高密度の構造用LVL(単板積層材)を採用することで透き通った響きを実現するとともに、LVLを組み合わせたユニットをパターン配置し豊かな表情を演出しています。
イスは肘掛高さや座り心地、筆記用の肘メモ台などを理事長と濃密に打合せし、長時間座っても疲れないと多くの利用者から評価をいただいています。
ホール名の「メグレズ」とは、北斗七星で唯一の3等星。北斗七星は北極星「ポラリス」を初めとした明るい星の集まりですが、その中で「メグレズ」は、一際静かに光を放っています。 メグレズホールも、輝かしい未来を秘めた学生たちを、そっと穏やかに見守っています。
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