大塚ヴェガホールは、1988年に大塚製薬株式会社の徳島第二工場エリア内に竣工しました。大塚グループの企業理念である「自らの手で独創的な製品を創る・健康に役立つ・世界の人々に貢献する」に基づき、コミュニケーションを通して新たな発想のきっかけをつくることを目指して誕生した施設です。
ホールの内装は曲線で構成されたユニークな円筒形で、研修や会議などの社内利用のほか、地域の文化活動にも開放。壁の一部に素焼きの陶板を入れることによって、音響効果を高めており、コンサートや講演会なども開催されています。同時通訳システムも備えられているため、国際会議やシンポジウムにも対応できる、多目的なホールです。
2012年3月のイスのリニューアルでは、従来のイスの特徴を残しながら、改修が行われました。そのひとつが、全国的にも珍しいユニバーサルデザインの両肘メモ台。筆記用のメモ台がついたイスは、左右どちらかに備えられた仕様が多いですが、右利き・左利きどちらでも使うことができるよう、両肘タイプが採用されました。同時通訳用のバイリンガル機ホルダーもイスの側面に設置。背面には書類入れも用意しました。
客席全体は、どの席からでも頭が重ならないレイアウトを継承しつつ、座り心地を高めています。
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